[ 登壇 ] 丸の内プラチナ大学2025 物語思考デザインコース
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- 7月31日
- 読了時間: 7分

学生からビジネスパーソンまで全世代を対象にした市民大学「丸の内プラチナ大学2025-第10期-」の「物語思考デザインコース」に、弊社代表 梅本龍夫が登壇いたします。
2024年度に続き、2度目の登壇になります。2025年の物語思考デザインコースのテーマは「生きものとしての物語を取り戻す」。生命誌研究社の中村桂子さん、BioGaia 代表取締役会長 野村慶太郎さん、下掛宝生流能楽師 安田 登さんをゲストに迎え、8日間開催されます。ビジネスや企業の組織変革、自身のライフストーリーのデザインに関心のある方。人生、仕事をより良くデザインしたい方、是非ご参加ください。
開催概要
開催日時
2025年9月4日(木)~翌年3月の期間中、各コース4回~7回に分けて開催
場所
3×3Lab Future(さんさんラボ フューチャー)
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階
(東京メトロ、都営地下鉄大手町駅(C10出口)より徒歩2分)
プログラム
DAY 1 _共通講座
トークセッション(丸の内プラチナ大学講師陣)、オリエンテーション・ガイダンス
日時:2025年9月4日(木)18:30-20:30
[選択講座]
1.逆参勤交代コース(定員40名、4回)
2.アグリ・フードビジネスコース(定員30名、4回)
3.繋がる観光創造コース(定員30名、6回)
4.アートフルライフコース(定員30名、7回)
5.ライフシフト起業コース(定員30名、7回)
6.Social SHIFTテーブルコース(定員12名、4回)
7.再生可能エネルギー入門コース(定員30名、7回)
8.ウェルビーイングライフデザインコース(定員30名、7回)
9.物語思考デザインコース(定員28名、7回)
物語思考デザインコース詳細
人には今に至るまでの「物語」があり、未来に続く「物語」があります。過去の傷ついた物語を再編集することにより、自身の源から湧き出る本心から紡がれる未来が拓けます。この「物語」の力を取り戻し、今を生きるための大切なテーマを考える時間です。今年は、「生きものとしての物語を取り戻す」です。人だけが過剰な競争を続けており、他の生きものは、ただただ命をつなげているだけ。行き過ぎた競争が、今や私たちを苦しめており、今、競争より共創の社会へ、生きものの物語を通じて、私たちが変わっていく方向を考えていきます。開催中の大阪・関西万博でも「いのち輝く未来」がテーマとなり、ビジネス界でも「リジェネラティブ(再生)」がコンセプトとして注目されています。生命、いのちとは何か、そのダイナミズムにも迫ります。
対象者:ビジネスや企業の組織変革、自身のライフストーリーのデザインに関心のある方。人生、仕事をより良くデザインしたい方
物語思考デザインコース講師
講師(物語ナビゲーター):梅本 龍夫(うめもと たつお)
(有)アイグラム代表取締役 立教大学大学院社会デザイン研究科客員教授
慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学ビジネススクール卒(MBA)。電電公社(現 NTT)、ベインなどを経て、株式会社サザビー(現サザビーリーグ)の取締役経営企画室長に就任。スターバックスコーヒージャパン立ち上げ総責任者。「スターバックスでの個人的な失敗や間違いなどの学び」から人や組織の背後にある物語の力に目覚める。その後、物語マトリクス理論を開発し、ライフデザインなどの研究・教育およびコンサルティングを実践中。
ファシリテーション・グラフィック・アーティスト:吉田 顕(よしだ ひかり)
「物語」からあわわれてきた「ヴィジョン」や「目に見えないもの」をライブで描く。企業、自治体で展開中。
ゲスト:中村桂子(なかむら けいこ)
1936 年東京生れ。東京大学理学部化学科卒。同大学院生物化学博士課程修了。理学博士。三菱化成生命科学研究所部長、早稲田大学教授、東京大学客員教授、大阪大学連携大学院教授を歴任。「人間は生きもの」という事実を基本に生命論的世界観を持つ「生命誌」を構想。1993 年「JT 生命誌研究館」を創設し副館長。2002 年館長、現在名誉館長。著書に「科学者が人間であること」(岩波新書)、「科学はこのままでいいのかな」(ちくま Q ブックス)、「中村桂子コレクション8巻」「今地球は?人類は?科学は?」(藤原書店)「絵巻とマンダラで解く生命誌」「老いを愛づる」「人間はどこで間違えたのか」(中公新書ラクレ)など
ゲスト:野村慶太郎(のむら けいたろう)広島県出身。中央大法学部在学中に貿易事業を始め、家業・チチヤス乳業で国際・再生部門を経てCOO に就任。2006 年より BioGaia 日本法人代表取締役会長兼 CEO として、スウェーデン発「ロイテリ菌」の臨床・臨床研究推進、菌活・口腔ケア・免疫向上の普及に尽力。Facebook では鋭い発信と約 4 万人フォロワーを持つ。
ゲスト:安田 登(やすだ のぼる)/下掛宝生流能楽師(ワキ方) 能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演、ビジネス向けの講演等も行う。著書に『異界を旅する能』『能―650 年続いた仕掛けとは』他多数。また 3DCGやゲームの攻略本、インターネット関連書籍なども執筆し、プレイステーションのゲームの制作にも携わる。
物語思考デザインコース・スケジュール
DAY1
9 月 4 日(木)
丸の内プラチナ大学 オリエンテーション(共通)
講座紹介、パネルディスカッション
DAY2
9 月 25 日(木)
物語ナビゲーター:梅本龍夫
物語という枠組みが、ビジネスや企業の組織変革、さらに、一人一人のライフストーリー
のデザインにとても大切であることに触れたうえで、今年のテーマ「生きもとしての物語
を取り戻す」を考えます。人は「他の生きものの一員」という存在を忘れていることが、
いきづらさ、不幸の原因につながっていないだろうか?物語思考で読み解きます。
DAY3
10 月 8 日(水)
ゲスト講師:中村桂子 生命誌研究者
「生命誌」とは「40億年前の細胞から続く壮大な物語。人間は生きものであり、自然の一
部である。社会づくりもここから始めることが大切」「全てを個の責任する、効率ばかり
優先し、競争すればいい社会になる、というのはインチキだった。生物の世界は、上等も
下等もない、象と蟻と比べても意味がない。人も他の生きものの一員。他の生きものを
「上から目線」で観るのではなく「中から目線」で観る。生きものの物語を紐解き、生き
ものとしての暮らし方、社会の在り方を生命誌の研究者から学びます。
DAY4
11 月 27 日(木)
ゲスト講師:BioGaia 代表取締役会長 野村慶太郎 生物化学研究事業者
人は命を終えても、菌は生き続ける——その意味を知る旅へ。
私たちの体には、100 兆個を超えるバクテリアが共生し、消化、免疫、さらには心の安定にも影響を与えています。今回は、腸や口腔に棲む微生物たちと、母乳由来の“ロイテリ菌”との静かな関係をたどりながら、目に見えない存在が私たちの人生にどのように寄り添っているのかを見つめ直します。命の終わりを超えて受け継がれていく“菌”という存在から、変化の時代を生き抜くヒントを探ります。
DAY5
12 月 10 日(水)
物語ナビゲーター:梅本龍夫
ライフレコードを書く
生まれた時から現在に至るまでのライフレコードを書きます。そこに、客観曲線と主観曲線を書き加えて、グループ内で共有します。私は「どこからきて、何者で、どこにいくのか?」を自身に問いかける、深い気づきが得られる時間です。
DAY6
1 月 14 日(水)
物語ナビゲーター:梅本龍夫
ライフストーリーと智慧の車座
自身のライフレコードの中で、再編集したい出来事を思い浮かべます。過去の「傷ついた物語」を解きほぐすと、未来が拓けます。自身の本質や源に触れる瞬間を経験する時間になります。
DAY7
2 月 4 日(水)
ゲスト講師:安田登
「神話」から読み取るいのちの物語
「生」と「死」をいかにとらえてきたか?世界には4つの「冥界下り」をテーマにしている神話があります。神話から読み取る「死」についての今と昔、これから、を観ていきます。(※予定)
DAY8
3 月 4 日(火)
物語ナビゲーター:梅本龍夫
「生きものとしての物語」を通しての気づきを振り返り、これからの生き方、働き方、ビ
ジネスや企業の組織変革をどうとらえていくのか?をダイアローグします。