「組織パーソナリティ法」による
理想の組織文化づくり
自律的な物語をもつ組織文化が
経営を進化させていく
多様性を活かす組織とは?
時代は多様性のただ中にあります。
多様性を積極的に受け入れる組織と受け入れない組織の差は、今後加速度的に開いていくでしょう。
多様性(相異)は人間性(相似)から生じています。この本質を体得すると、組織文化は驚くほど健全化します。互いの個性を認め合い、集団の創造性を開花させられるようになります。
「お互い違っていても本質は同じ」という根本認識が、新しい物語を生みます。お互いを尊重し助け合い知恵を出し合う自律的な組織文化が醸成されます。それは、組織が人間性に富んだ創造的で生産的なパーソナリティ(集団としての優れた人間性)を確立することです。
組織パーソナリティ法は、多様性を活かす自律的組織を創造します。
すぐれたパーソナリティを体現する理想の組織文化は、自ら新しい未来を切り開いていきます。ここから、新しい創業の物語がはじまるのです。
次世代リーダーを育成する
未来の取締役会
《 フューチャーボード 》
本シナリオのメソッドである「組織パーソナリティ法」は、複数の仕組みや手法を融合し、多様性を活かす自律的組織を創造します。
未来の取締役会《フューチャーボード》は、客観的基準をもって選抜し、組織が自律的な物語を編み出す要になります。物語ナビゲーターのファシリテートにより、《フューチャーボード》=未来の取締役会が組織文化を創発し、組織変容の原動力となっていきます。
組織パーソナリティ法とは?
個人と同じく、組織も個性があります。個性とは、気質としてのパーソナリティ(性格)の表れです。組織は、さまざまなパーソナリティをもつ人々の傾向性が集合化し、特定の組織文化を形成していきます。それは、個々人のパーソナリティの単純な総和ではなく、人々が集うことで創発されるダイナミックな関係性となります。
組織パーソナリティ法は、個人のパーソナリティ類型の知見と洞察を組織集団に応用し、集団の心理的健全度を高める手法です。健全な組織は、調和的で生産的かつ創造的です。組織パーソナリティが最も健全な状態に開花するとき、組織はその潜在力を最高度に発揮できるようになります。
基本となる考え方
リーダーとフォロワーは
一対の関係
リーダーはフォロワーがいてはじめてリーダーとなります。リーダーとフォロワーは対等で相補的な関係性なのです。上司と部下は自動的にリーダーとフォロワーになるわけではありません。時間をかけて信頼関係をつくり、志やビジョンを共有し、助け合う関係へと発展してはじめて、一緒に活動するリーダーとフォロワーの関係(=チーム)を築きます。
リーダーシップと
フォロワーシップの本質
フォロワーの自律性を生み出すことが、リーダーの仕事であり、リーダーシップの本質です。そしてリーダーのビジョンを磨き、より高次のものとして実現していくことがフォロワーシップの本質です。
卓越したリーダーはビジョンを提示するとともに、サーバントの資質を体現します。そうしたリーダーと働く模範的なフォロワーは、自律的に動き、集合知(=衆知、集団の知恵)を生み出します。それが理想の組織文化の基礎を作ります。
パーソナリティの多様性
人間はほんらい多様であり、無限の潜在力を秘めています。私たちは組織人である前に、ひとりの人間として全人格的に存在しています。
人格(パーソナリティ)の可能性を開花させられる職場では、私たちは安心して自分らしさを体現できます。それは個人のみならず、組織全体の心理的健全度を高めます。そうして理想の組織文化は、お互いの創造性を引き出し合う最高の場となります。
組織変容の流れ
1
次世代リーダー候補を客観的基準(プロフィール判断テストとパーソナリティ判断テスト)に従って選抜し、次世代リーダーを育成する《フューチャーボード》(未来の取締役会)を設置します。
2
《フューチャーボード》の基本ミッションは、組織の10年後を見据えて経営課題を洗い出し、第二創業の理念と戦略を創り出すことです。《フューチャーボード》のメンバーは、次世代リーダーとして定期的に集まり、対話を重ね、組織が自律衆知型フォロワーシップを発揮できるようになる基盤づくりをおこないます。
3
《フューチャーボード》の具体的成果物として、第二創業の理念と戦略を組織共通の物語として提示します。最終的に《フューチャーボード》の成果物を組織全体に浸透させます。そして、リーダーもフォロワーもすべて、第二創業物語の登場人物となり、一緒に理念と戦略を実現していきます。