代表 梅本、誠品生活日本橋「私たちのライフシフト参考書」選書

東洋経済新報主催イベント『LIFE SHIFT2』座談会&ワークショップイベント「みんなで始めるライフシフト」開催に連動して、誠品生活日本橋で展示されている「私たちのライフシフト参考書」。弊社代表梅本が選書した本が展示されています。展示は2022年2月22日から3月17日までです。近くにお立ち寄りの際は、是非ご覧ください。



梅本龍夫 選書一覧



ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史 ― 文明の構造と人類の幸福(上下)』(河出書房新社 2016)

約7万年前に起きた認知革命によって現人類は虚構の言語を獲得。虚構=物語(神話)の時代が始まった。これが人類史に残る最初の「ライフシフト」(人間になったという意味でヒューマンシフト)。本書の出現で、78億人を包摂する「人類の物語」がはじめて共有された。ここから「人類の探索」そして「人類の関係」の創発が始まる。


ジョーゼフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄(上下)』(早川書房 2015)

比較神話学者による神話原形論(世界中の神話は同一の構造をもつとする学説)。『ライフシフト2』で提示される「物語⇒探索⇒関係」は、メタ認知(神話)における「出立⇒イニシエーション⇒帰還」にあたる。「ライフシフト」とは多様な通過儀礼を楽しむプロセスだと気づかされる。私たち一人ひとりは「千の顔をもつ英雄」である。


やまだようこ、他『人生を物語る ― 生成のライフストーリー』(ミネルヴァ書房 2000)

人は物語ることによって生きる意味を見出す。「ライフシフト」の前段階として「ライフストーリー」がある。しかし社会が大きく変容する時代には、個人の物語(ライフストーリー)も混沌とする。地球規模でパラダイムシフトが進む今、私たちは、新たな「千の顔をもつ英雄」の人生を自ら語ることで、生きる意味を再編集できる。


ティエリー・デデュー『ヤクーバとライオン (1) 勇気』(講談社 2008)

アフリカの架空の伝統社会で少年ヤクーバは、「大人の男=戦士」になるためにライオン殺しのイニシエーションを迎える。しかし傷ついたライオンを前に、ヤクーバは「戦わない」という勇気を示す。パラダイムシフトの時代、私たちは旧来の「物語」を見直し、新しい可能性を「探索」し、勇気を出して社会の「関係」を再編集する。


ビル バーネット、他『スタンフォード式 人生デザイン講座』(ハヤカワ文庫 2019)

「幸せになるには、正解を選ばないと。」(行きづまり思考)⇒「選択肢に正解はない。あるのは『正しい選び方』だけ。」(デザイン思考)。「ライフストーリー」の再編集ができたあと、「ライフシフト≒ライフデザイン」のステージが来る。「最高の自分、理想の人生は、いくつもある」と呼びかけ、未知への旅立ちを勇気づける。


ポーラ・アンダーウッド『一万年の旅路 ― ネイティヴ・アメリカンの口承史』(翔泳社 1998)

イロコイ族の口承史。本書にある世界地図上の1万年の旅路を見ると、『サピエンス全史』のリアリティが俄然増し、1万年かけて3大陸を横断した悠久の神話的時間を実感できる。「ライフシフト」は自分がどこから来たかを知ることが出発点となる。それは孤立した個人的出来事ではなく、長い時間をかけた人類史的プロセスとして起きる。


柳田由紀子『宿なし弘文-スティーブ・ジョブズの禅僧』(集英社)

無垢にして破天荒な禅僧、乙川弘文のライフストーリーと、破壊的イノベーションで世界を変えたスティーブ・ジョブズのライフストーリーの交点を描く。2500年前の仏陀の教えに遡る禅と、最新のテクノロジーが融合したとき、二人の「ライフシフト」は、個人的出来事から人類の生き方を変える社会的出来事(ソーシャルシフト)になった。